悩む人
・発達障害の子どもは、体幹が弱い子が多い気がする
・発達障害の子どもは、なぜ体幹が弱いのだろう?
発達障害のお子さまは、座ったり立ったりという姿勢をするだけで、体がぐにゃぐにゃして落ち着きがないように見えますよね。
はな
結論からいうと、体幹を鍛えるためにできるトレーニングをするのが手っ取り早く解決できます。
- 改善方法1.トランポリンで楽しくバランス感覚や筋肉を鍛える
- 改善方法2.オンラインダンス教室に通う
- 改善方法3.youtubeを使って一緒に体操をする
中でもトランポリンは、子供の体幹を鍛えるだけでなく、ママも一緒にできてちょっとしたダイエットになるので、一石二鳥ですよ。
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なぜ発達障害児の体がぐにゃぐにゃして体幹が弱いか
体幹が弱い原因として、身体的なことと脳に関わりがあります。
- 体幹が弱い原因1.筋肉がついていないから
- 体幹が弱い原因2.体のバランスが悪いから
- 体幹が弱い原因3.発達障害で小脳が影響しているから
はな
体幹が弱い原因1.筋肉がついていないから
発達障害のお子さまは、筋肉がついていないため、体幹が弱いです。
その体幹の意味をなんとなく理解しているとは思いますが、本当の意味を知っている方は少ないのではないでしょうか。
体幹とは言葉の通り体の幹のことを指し、体の中心である胴体の部分のことを言います。
背筋や腹筋に該当し、これらの筋肉が弱いことが理由の一つです。
たとえば、体がぐにゃぐにゃして長時間イスに座っていられない、立っていてもすぐフラフラして真っ直ぐに保つことが苦手なことが挙げられます。
これらの筋肉がついていないから、どのように体を動かすのか分かっていないお子さまが多いです。
体幹が弱い原因2.体のバランスが悪いから
体幹が弱い原因として、体のバランスが悪いことも該当します。
座ることや立つことで最も重要な体の部位は、どこかご存知ですか。
それは、「足」で、詳しくご紹介すると「足の裏」です。
足の裏には、感覚受容器というセンサーがあって、そこから情報を得ています。
最近では、足を使うことが少なくなってきており、外遊びの減少が原因です。
シチズンが公開するデータ『「子どもの時間感覚」35年の推移』を見ると、外遊びの時間が1981年には2時間11分だったところが、2016年には1時間12分と約1時間も減少していました。
もともとは加齢とともに感覚受容体は減少するものですが、幼少期から少ない状態のお子さまが多いというわけです。
改善方法としては、わざと不安定な状況にして、脳に失敗を記憶させます。
ここでの失敗とは、片足立ちをして遊んだり、バランスを崩しそうなものに乗ったりということです。
このように、発達障害のお子さまは足裏を上手く使えないために、体のバランスが悪いと言えます。
体幹が弱い原因3.発達障害で小脳が影響しているから
発達障害で小脳が影響していることも、体幹が弱い原因の一つです。
先ほども少しご紹介しましたが、体の動きは脳と密接につながっていて、小脳は特にバランスや運動をコントロールする重要な役割を担っています。
この小脳の発達は、7歳頃までと言われていて、それ以降は7歳に発達した小脳を基に体を使っています。
そのため、7歳までに小脳を発達させるには失敗をしたり、外遊びをすることが大切です。
子どものうちは、走って転んで失敗し、次からは転ばないように走ると自然に体が学習しています。
このときの小脳は特に活発に動いていて、体だけでなく脳からも学習しているのです。
このように小脳を動かせていないと、体幹が弱いことにもつながってしまいます。
発達障害児の体のぐにゃぐにゃを改善できるおすすめ方法
体幹を鍛えるためにできるトレーニング媒体をご紹介します。
- 改善方法1.トランポリンで楽しくバランス感覚や筋肉を鍛える
- 改善方法2.オンラインダンス教室に通う
- 改善方法3.youtubeを使って一緒に体操をする
はな
改善方法1.トランポリンで楽しくバランス感覚や筋肉を鍛える
体がぐにゃぐにゃする発達障害のお子さまには、トランポリンが効率的に体の体感を鍛えられますよ。
トランポリンの効果
- 全身を動かせるからバランス感覚や運動機能アップ
- 小脳の発達に繋がり体感が強くなる
- 動作のぎこちなさが減り運動センスがアップする
- 遊びながら楽しく体幹を鍛えられるという点でも、お子さまのストレスにならない
中でもおすすめのトランポリンは、ポンポンキューブが今、多くの人気を集めています。
実際に使ってみた感想
- ほとんど音がしなくて静か
- コンパクトだから邪魔にならない
- 椅子に座る時の子供の姿勢が良くなった
- 親も一緒にジャンプしたら1.2kg減った
はな
SNSで口コミを調べてみると、かなり評判になっていますよ。
改善方法2.オンラインダンス教室に通う
発達障害児の体幹を鍛える方法として、お手軽なのがオンラインダンス教室です。
こんな感じで、あなたの自宅で講師の先生がマンツーマンで指導してくれるので、子供は恥ずかしさ0で気軽にできますし、親は送迎もいらないので負担がありません。
はな
中でもおすすめのオンラインダンス教室は、カラダンス!です。
カラダンスは、浜崎あゆみさんや安室奈美恵さんなど有名な歌手を世に出してきたエイベックスと共同開発されたオンラインダンス教室です。4〜12を対象としており、自宅で優しく、楽しい先生と直接会話をしながらマンツーマンで楽しくダンスを教えてもらえますよ。
カラダンスの特徴
- 笑顔が素敵な先生がマンツーマンで優しく教えてくれる!
- 1日20分だから子供が飽きない!
- 自宅で指導してもらえるから送迎しなくてOK!
口コミを調べてみても、良い評判が多い印象でした。
他のダンススクールの無料体験に通ったことがあるのですが、発達障害を抱えていると伝えたら「ちょっと難しいかも知れませんね」って一蹴されてしまったことがあります。「やっぱダンス教室は難しいのかな・・・」って考えていたところ、たまたま見つけて体験しにいってみました。障害を抱えていることなんて関係なく、誰にでも優しく指導してくれる先生で本当に安心できました。ありがとうございます。
引用:独自アンケート調査
カラダンスが気になる方は、期間限定で無料体験をやっているので、子供の反応をチェックする目的でも参加してみることをお勧めします。
改善方法3.youtubeを使って一緒に体操をする
YouTubeを利用すると、親子で一緒に体幹を鍛えることができます。
youtubeを使ってダンスをするメリット
- youtube動画だから0円で経済的に安心
- 目の前で運動機能が向上するので子供の成長を実感できる
- 独学になるから正しくダンスできているか怪しいデメリットもある
YouTubeで動画はよく見ているけど、体操のために使ったことが無い方は一度「発達障害 体操」で検索してみてください。
例えば、子供が大好きなチャレンジタッチだと、下記のようなダンス動画が公開されています。
はな
発達障害児の体がぐにゃぐにゃして体幹が弱い改善時の注意点
改善する際は、お子さまの気持ちが大切です。
- 注意点1.医学的にも原因の特定が難しいから色々試してみること
- 注意点2.子供の興味・関心や意見を尊重すること
- 注意点3.放置は自己肯定感や自己効力感が低下に繋がるため早く行動すること
はな
注意点1.医学的にも原因の特定が難しいから色々試してみること
体幹が弱い原因として、筋肉やバランスの悪さ、小脳の発達に関係があると紹介しましたが、原因は多岐にわたります。
医学的にもお子さまそれぞれに原因の特定をすることが難しいからこそ、いろいろ試してみることが大切です。
人それぞれ性格が違うように、お子さまの障害特性も異なります。
そのため、お子さまに合った方法で運動機能の向上をさせてあげてください。
たとえば、遊びの延長にトレーニングを混ぜてみたり、座りやすいイスや机にしてみたりなど方法はたくさんあります。
はな
注意点2.子供の興味・関心や意見を尊重すること
お子さまの興味、関心、意見を尊重してあげることを大切にしてください。
体幹を鍛える上で、最も大切なことはお子さまが楽しいと感じることです。
人に無理に強いられても何も身につかないのと同じで、無理やりさせられることには意味がありません。
無理やりさせられたことによって、お子さまのストレスになってしまいます。
発達障害のお子さまは、さまざまなことに過敏な傾向にありますので、ストレスという負荷をかけることはよくありません。
お子さまが好きだと思うことで、体幹を伸ばしてあげられることがベストです。
注意点3.放置は自己肯定感や自己効力感が低下に繋がるため早く行動すること
体幹が弱いのにそのまま放置すると、自己肯定感や自己効力感の低下につながります。
「小学生におけるADHD傾向と自尊感情」という論文を見ると、自尊感情が低いことが明らかになっています。
発達障害のお子さまはできないということで、劣等感や迷惑をかけてしまったと感じているようです。
はな
学校に通い出してからは、周りの目が気になるようになるので、出来ないことがお子さまの自尊感情低下につながってしまいます。
将来を考えると幼少期のうちに、改善できるようにサポートしてあげることが大切です。
まずは親は体がぐにゃぐにゃしやすい体幹が弱い発達障害児の特徴を見つけよう
発達障害の体がぐにゃぐにゃな特徴を3つご紹介します。
- 特徴1.机に座った姿勢が悪くなる
- 特徴2.集中力が低下してじっとできない
- 特徴3.真っ直ぐに歩いたり走ったりできない
はな
特徴1.机に座った姿勢が悪くなる
発達障害のお子さまの特徴の一つとして、机に座った姿勢が悪くなることが挙げられます。
体幹が弱いので、自分自身の体重が支えきれていないことやバランスの悪さが原因です。
発達障害のお子さまの座った姿勢には、以下のような特徴があります。
発達障害のお子さまの座り姿勢
- 真っ直ぐに座ることができない
- 背中がぐにゃぐにゃで机に伏せる
- イスに浅く座り、足を前に出す
- 猫背になる
- 頬杖をつく
はな
一般的には簡単に思いそうですが、発達障害のお子さまにとっては、動作が多くしんどいと感じています。
そのため、イスと机の高さを合わせてあげたり、体の中心の軸を保つために全身を動かすことが大切です。
特徴2.集中力が低下してじっとできない
集中力が低下していて、じっとできないことも特徴の一つです。
物事を論理的に考えたり、整理整頓をする部位である前頭葉の機能の調整に、偏りが起こることが原因とされています。
集中力が散漫になるお子さまの特徴は以下の通りです。
集中力が散漫になるお子さまの特徴
- 授業中に立ち上がってしまう
- 注意が散漫で一つのことをしていると他のこともしたくなってしまう
- 指示されたことの理解は出来ているが、従うことができない
- 忘れ物や失くし物をよくする
- 決まり事を守ることが難しい
お子さま自身に原因があるわけではないので、それに対して叱ったりすることはやめてください。
日常生活を送る上で、ついつい叱ってしまうことは分からなくはないのですが、ポジティブな声かけを意識してみてください。
はな
特徴3.真っ直ぐに歩いたり走ったりできない
発達障害の特徴として、真っ直ぐに歩いたり走ったり出来ないことも該当します。
原因は、体の中心にある軸のバランスが安定しないことです。
真っ直ぐに歩いたり走ったりできないお子さまの特徴は、以下の通りです。
歩き方や走り方の特徴
- 真っ直ぐに歩けずにふらふらする
- 走るときにバタバタしてしまう
- 速く走ることが苦手
- よく転んでしまう
原因は体のバランスが悪く、体幹がないことですので、トレーニングを積めば改善が見られます。
はな
【まとめ】発達障害児の体がぐにゃぐにゃして体幹が弱いのは治せる!
発達障害のお子さまの体幹の弱さは、トレーニングをすることで治すことができます。
私自身も児童養護施設で勤務し、発達障害児を担当していましたが、少しずつ体幹が強くなっているのを実感しました。
その児童は、週1の運動に特化した療育や施設内のトレーニングだけで、向上しています。
最初は、つま先でふらふらと歩いていて体幹のブレを感じていたものの、地面に足を踏みつけて真っ直ぐに歩けるようになっていました。
その児童自身が楽しくトレーニングに励んでいたのも、体幹向上の理由です。
1年ほど経ってから目に見えるように変化しましたので、日々の努力の積み重ねが大切だと言えます。
体幹が弱いことは治せますので、諦めないようにしましょう。
親御さんはお子さまが楽しくトレーニングを続けられるように、サポートしてあげてくださいね。
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